V2Hの対応車種は?ハイブリッド車に対応した給電システムも紹介

2026年1月23日
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V2Hは電気自動車(EV)から住宅に電気を供給できるシステムであり、停電対策として注目されていますが、多くのハイブリッド車(HV)はV2Hに対応していません。一方で、ハイブリッド車に対応した住宅給電システムもあり、V2Hに比べ安価に導入できます。
本記事では、V2Hの対応車種やハイブリッド車がV2Hに対応していない理由、さらにハイブリッド車に対応した住宅給電システムとその導入事例を解説します。

V2Hに対応した車種

V2H(Vehicle to Home)は、EV(電気自動車)のバッテリーを家庭の電力として活用できるシステムです。停電時のバックアップ電源として注目されており、太陽光発電と連携することで昼間に発電した電力をEVに蓄え、夜間に使用することも可能です。
近年は自治体のレジリエンス対策や家庭の防災意識の高まりもあり、徐々に普及しています。

現在、V2Hに正式対応している車種は電気自動車(EV)が中心で、一部のプラグインハイブリッド車(PHEV)も対象となっています。対応車種数は国内外を合わせて数十車種(40〜50程度)とされ、EV市場の拡大に合わせて緩やかに増えている状況です。

一方、一般的なハイブリッド車(HV)はほとんどがV2Hに非対応であり、現時点では「家庭に給電できる車」はEVまたは一部のPHEVに限られるのが実情です。

なぜ多くのハイブリッド車がV2Hに対応していないのか

ハイブリッド車(HV)は、走行時の燃費向上やエンジンを補助するための電力利用を前提に設計されています。搭載されているバッテリーも、主に加速時のモーターアシストや減速時の回生エネルギーを再利用するための容量と耐久性が基準となっています。
そのため、家庭へ電力を供給するような外部給電(V2H)を前提とした設計はされていません。

V2Hは、住宅へ安定した電力を供給するために一定の出力や電圧管理が必要ですが、HVはあくまで「車両を動かすための補助バッテリー」として最適化されているため、外部給電は想定用途に含まれないのです。

V2Hを実現するためには、単にバッテリーを外部に繋げばよいわけではなく、家庭側と車両側で双方向給電を行える特殊な外部給電端子や、放電を制御する高度なパワーコントロールといった仕組みが必要です。

しかし、ほとんどのハイブリッド車にはこうした設備や機能が備わっておらず、物理的にも制御面でもV2Hと接続できる前提が整っていません。

またV2Hでは、停電時や復電時の誤作動防止、漏電対策、系統への逆潮流防止など、住宅側と車両側の安全連携が必須ですが、外部給電を前提としないHVの多くは、これらの安全制御や双方向通信も搭載していません。

ハイブリッド車に対応した住宅給電システム
「スマートエルライン™ライト」のご紹介

V2H同様に住宅に給電が可能

「スマートエルライン™ライト」は、V2Hと同様に住宅への給電が可能な製品です。
自動車以外にも太陽光発電・蓄電池などの外部電源から住宅へ電力供給ができ、停電時も平常時と同じように電化製品を使用することが可能です。停電時にはスイッチ操作不要で、自動で外部電源供給に切り替わります。

さらに、EV充電器と組み合わせることでEV、PHEVへの充電が可能になるため、簡易的なV2Hとしての役割も果たします。
V2Hよりも圧倒的にコストを抑えて導入できる点も魅力です。

対応車種数は50種類以上
スマートエルライン™ライトの主な対応車種

スマートエルライン™ライトはハイブリッド車を含む50種類以上の車種に対応しており、主な対応車種は以下の通りです。

メーカー車種
トヨタプリウス
アクア
アルファード
カローラ
三菱アウトランダー PHEV
エクリプスクロス PHEV
日産エクストレイル
リーフ
アリア
ノート e-POWER
セレナ e-POWER
ホンダステップワゴン
オデッセイ
Honda e
N-VAN e:
N-ONE e:
マツダCX-60 PHEV
CX-80 PHEV
MX-30 (EV MODEL)
スバルソルテラ
フォレスター e-BOXER
クロストレック e-BOXER
ダイハツアルティス
ロッキー

すべての対応車種やグレードなどの詳細についてはこちらの資料をご覧ください。

工事費込みで30万円台で導入可能
電力給電範囲・価格の比較

「スマートエルライン™ライト」はV2Hと同様に、住宅への給電が可能ですが、電力の供給範囲・対応車種・価格面で違いがあります。

・電力の供給範囲
自宅のほぼすべての回路に電力供給が可能なV2Hに対し、スマートエルライン™ライトは5回路分の電力を供給できます。最大1,500Wの電力供給が可能であるため、冷蔵庫・エアコン・照明・Wi-Fiなど生活に最低限必要な電力は使用できます。

・対応車種
V2Hの多くがEV車専用であるのに対し、スマートエルライン™ライトは前述の通りハイブリッド車にも対応しており、多くのエコカーから自宅に給電ができます。

・価格
V2Hは多くが100万円台であるのに対し、スマートエルライン™ライトは30万円台で導入可能です。*
V2Hや蓄電池よりもコストを抑えることができます。

*施工業者・条件により変動

対応車種についてはこちらの資料をご覧ください。


V2Hとスマートエルライン™ライトの違いについては以下の動画でも解説しています



冷蔵庫・エアコン・照明などを使用可能 
スマートエルライン™ライトで使用できる家電とは

「スマートエルライン™ライト」では、5回路分の電力を供給可能です。
最大1500Wの電力供給が可能であり、1500WではWi-Fiや照明のほか、冷蔵庫やエアコンなども使用できます(エアコンや電子レンジ等は他家電との併用非推奨)。例えば、同時に冷蔵庫の稼働とスマホの充電、LED照明の点灯、扇風機やテレビの使用が可能です。
リビングで普段通りの生活を行うには十分な電力を確保できるため、停電時も安心です。





スマートエルライン™ライトの使用環境については以下の動画でもご紹介しています


※使用環境については06:00以降にご紹介しています
06:00)「太陽光パネルの非常用コンセントも電源になりますか」
06:38)「特定負荷だがほぼすべての回路に使う運用はできますか」

スマートエルライン™ライト導入事例

照明・冷蔵庫・エアコンの回路にスマートエルライン™ライトを使用
(千葉県H様)

千葉県のH様は、過去に停電を経験したことから停電対策としてV2Hや蓄電池を検討していたところ、工務店から提案されたスマートエルライン™ライトを導入しました。

もともとEV車に乗る予定もなく最適な対策を模索していた中で、安価でハイブリッド車にも繋げて使えるシステムがあると聞いて即決されたとのことです。
導入したスマートエルライン™ライトは、リビングの照明、冷蔵庫、ガス給湯器、エアコン等に回路を設定。さらに、ポータブル蓄電地を繋げて設定した回路に電気を流せるようにし、昼間に太陽光で溜めた電気を夜間に使うことで、電気代の節約も実現しています。

【スマートエルライン™ライト導入事例】
“安価でハイブリッド車でも繋げて使えるシステムがあると聞いて即決でした”
(千葉県H様)


太陽光発電・自動車・ポータブル電源から電力を供給
(東京都田中様)

東京都の田中様は、小さなお子様がいることから、災害時に避難所生活を避けるためのレジリエンス対策としてスマートエルライン™ライトを導入しました。
他の停電対策製品も検討していましたが、電気自動車はまだ普及しておらず、蓄電池はコストが割高であり、さらに東京都内での設置場所を考えると現実的ではなかったとのことです。

こうしたことから、レジリエンス対策としての活用を考え、自立運転以外にも太陽光を活用できるスマートエルライン™ライトが最適と判断しました。
回路は冷蔵庫や照明等のリビングを中心に繋いでいます。

【スマートエルライン™ライト導入事例】
“レジリエンス対策を考えたとき、自立運転以外にも太陽光を活用できるため最適と判断しました”
(東京都田中様)


スマートエルライン™ライトにご関心のある方は以下のページをご覧ください。

カタログ資料

「スマートエルライン™ライト 」かんたんご利用ガイド
「スマートエルライン™ライト 」の使い方や使用できる家電、家電使用時の消費電力を紹介しています。
資料ダウンロード
施主様向け資料「スマートエルライン™ライト」
「スマートエルライン™ライト」は停電時でも生活に最低限必要な電気が簡単に利用できる住宅システムです。 本カタログ資料はお施主様向けに製品概要が分かる内容となっております。
資料ダウンロード
給電システム「スマートエルライン™ライト」製品カタログ
「スマートエルライン™ライト」は停電時でも生活に最低限必要な電気が簡単に利用できる住宅システムです。 本資料では、「スマートエルライン™ライト」の給電方法や操作方法、停電時の使用イメージも紹介しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。 <この資料で分かること> - スマートエルラインライトでできること - スマートエルラインライトの使用イメージ
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